父親は私が物心ついた時から幻覚を見ていて、自殺未遂して意識が回復した時も「預言者の声に従っただけだんだ」と言っていた。その数年後に父は死んだ。今となってはそれは冗談だったのかも本気だったのかわからない。昔、父が私に教えてくれたアルコール依存症になった理由をを母に確認したところ違っていた。ちなみに親戚の誰に聞いてもみな違う答えだった。彼が私に話してくれたことで本当の事(事実?真実?)ってあったんだろうか。彼が生きた「生」と言っていのかわからないけど、父の生はなんだったんだろう。父は人間だったんだろうか。彼が見ていた世界ってなんだったんだ。そんなことをぐるぐると考えてしまって数日間ずいぶん深いところへ潜っていた。
人間の条件といえばアーレントだけど、なんか違う気もする。
グリーンバーグもモダニズムの絵画かなんかで同じフレーズを使っていた気がする。「作品の条件が人間の条件」だっけ。いや、嘘かもしれない。確認はしてない(しろ)。
カントの人格概念をちょっと知りたい。カント辞典をたどったりなんかしてさぁー。
朝の太極拳を再開している。あと10分くらいの近所の散歩も気分がずいぶんと変わる。近くに海はないけど川はある。海行きたいな。